外壁は建物の見た目を左右するだけでなく、雨や風の建物への侵入を防いでくれる大切な役割があります。また劣化した外壁が落下する事故を防ぐためにも定期的な調査と、改修工事が必要となります。大規模修繕工事では外壁全体をしっかりチェックし、美しい外観と安全な生活を守ります。
建物の外壁はモルタルの上にタイルや塗装で仕上げしてありますが、経年の振動や気候の影響により劣化し、タイルやモルタル層が浮いたり剥がれ落ちたりすることがあります。剥落防止工法は建物の外壁を面で覆い、以降の剥落を防止する工法でその後のメンテナンスの費用をおさえます。
壁面全体を繊維ネットと炭素繊維配合ポリマーセメント材で補強・一体化し、さらにステンレスアンカーピンでコンクリート躯体に固定することにより、将来に渡って仕上材のはく落を防止するとともに新規仕上げに最適な下地を提供する外壁リニューアルシステムです。
01.新規仕上げとしてタイル貼りも可能
新規仕上げに塗装はもちろん、タイル張りも可能としました。
02.強靭な繊維ネットを使用
縦・横・斜めの応力に対応する三軸ネットを採用。耐アルカリ性を有し、補強効果が大きく、施工性に優れます。
適度な伸びで変形に追従、剥落防止効果に優れます。
03.ステンレスアンカーピンで固定
ステンレス製で耐久性に優れ、ワッシャー付により、ネット及び既存仕上材を強固に固定します。
「ボンド アクアバインド工法」は、壁面全体をタイル中央部から施工されたステンレスアンカーピンでコンクリート躯体に固定し1液型水性ウレタン樹脂で一体化することにより、将来にわたって外壁タイルの剥落を防止すると共に、既存タイルの風合いを活かすことが可能な外壁リニューアルシステムです。
全体を透明な樹脂の膜で覆うため、タイル外壁の意匠を残して剥落防止が可能です。従来の部分補修は低コストで可能ですが、その後の定期的な点検・メンテナンスにコストが多くかかります。
アクアバインド工法は従来の部分補修に比べ高コストとなりますが、その後のトータルのメンテナンス費用を抑えることができます。
01.水との反応で固結する薬液
UR都市機構の定める品質判定基準を満たす外壁複合改修工法として性能を有する工法です。
02.施工技術者認定制度
認定技術者による施工品質管理を行っています。
03.第三者賠償責任保険付(工事完了後)
タイルやモルタルが剥がれ落ちてしまった場合、また部分的に浮きが発生している場合にそれらの箇所を補修する必要があります。部分的に補修するため費用を抑えることができますが、以降も全体的な定期点検が必要となります。
プレスダウングラウト工法は50二丁直張りタイルの仕上げ浮き専用の補修工法です。
金属フレームで押さえるので、仕上げ厚みの薄い浮きに対する注入が可能に。
01.水との反応で固結する薬液
金属フレームで押さえて注入することで、注入によるはらみを防止、1つの注入孔からより広い範囲に注入材を広げることが可能になりました。
部分補修が可能なため、外壁の意匠を損ねません
02.タイル張替えで意匠を損なった事例
新築時に保管をしておいたタイルは、10年以上風雨に晒されていたタイルとは風合いが合いません。
色合わせして新規に焼いたタイルも同様です。
03.無理に注入した事例
仕上げ厚みが薄い50二丁タイル直張り仕上げでは、注入圧により、タイル剥離や目地破壊が生じます。
アクリルウレタン系の透明な膜で、割れたタイルを極力張り替えることなく(※1)外壁の保護と防水を可能にしました。
全国アロンコートアロンウォール防水工事業協同組合の組合員だけが施工できるこの工法は10年の外壁防水保証が可能となります(※2)。
※1 建物の状況により、部分的にタイルを張り替える場合があります。
※2 調査の必要があります。状況によっては保証が出ないこともあります。
01.意匠性
タイル張り特有の意匠性を損なうことなく、鮮明で重厚な仕上り感が得られます。
02.防水性
ひび割れ部への浸透性に優れた柔軟な透明塗膜で雨水の侵入を防止することで、エフロレッセンス(白華現象)の流出防止やタイルの剥落を予防します。
03.耐候性
下地水分の影響による白濁がなく、黄変しにくい塗膜です。
04.高品質
全国アロンコート®・アロンウオール®防水工事業協同組合員のみが施工可能。組合員である第一リフォームでの施工で10年保証も可能です。
※タイルのはく離やはく落防止を保証するものではありません。