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【現場レポ】ダイノックフィルム施工~玄関ドア~

現場レポート

ダイノックフィルム施工~玄関ドア~


こんにちは😊
今回は埼玉県春日部市にあるマンション大規模修繕工事の現場からレポートをお届けしたいと思います。
この日は玄関ドアのダイノックフィルム施工作業を行っているということで、その様子を取材してまいりました📷✨


ダイノックフィルム(ダイノックシート)とは

ダイノックフィルムとは、3Mから販売されている装飾用の化粧塩ビフィルムのこと。
ロール状のシートになっていることからダイノックシートと呼ばれることも多いです。

エレベーターホールやエレベーターカゴ内、浴室、トイレ、玄関ドア、建物の外壁まで様々な場所の装飾に利用されています。



デザインや柄が非常に豊富で、木目、大理石、エンボス、マットなど1000種類以上が存在し、耐候性が高い(雨や日光による変色や劣化がしにくい)のも大きな魅力です。


ダイノックフィルムのメリット

一般的なリフォームが解体、撤去、新設と作業を進めるのに対し、ダイノックフィルムは既存の壁や建材にシートを貼り付けるだけ。
わずか数時間で古い家具や扉は新品のように、壁紙なら空間のイメージを刷新することが可能です。
リフォームに比べコストも安価、施工時間も短く、デザインも非常に豊富というコストパフォーマンスに優れた製品です。



ダイノックフィルム施工の流れ

1.ドア金具の取り外し

ダイノックフィルムの施工がしやすいように、まず最初にドアの取手や金具を外します。


取り外した部材がなくならないように注意します。



2.下地処理

金具を外し終えたら、次に下地処理を行います。

下地処理というのは、仕上がりをキレイにするために行う処理のこと。

パテを使ってドアの凹んでいる箇所を埋めたり、塗装サビ・汚れがある箇所はサンドペーパーを使って汚れを落としていきます。

写真のへらを使ってパテを塗り込み、玄関ドア表面の凹凸をなくしていきます。




凹みをパテで埋めた状態。




次に、ドア全体にサンドペーパーを掛け、表面を研磨していきます。




特にドアの上部は汚れが多いので、目の粗いサンドペーパーを使って頑固な汚れを落としていきます。
汚れがついたままだとシートの剥がれにもつながるのでしっかり研磨します。




3.プライマー塗布

下地処理が終わったら、次にダイノックフィルム用の専用プライマーを塗布していきます。
フィルムが剥がれやすい角の部分からプライマーを塗布します。
全体にプライマーを塗り終えたら、プライマーを乾かします。




4.ダイノックフィルムの貼り付け

プライマーを乾かしている間にダイノックフィルムを用意します。
フィルムはこのようなロール状になっています。




くるくると巻き取りながら玄関ドアのサイズより30cmほど長いサイズでカットします。




玄関ドアに塗布したプライマーが乾いたことを確認し、フィルムをドアに貼り付けていきます。
ドアの上部から剥離紙を少しずつ剥がしながら、できるだけ空気が入らないように貼り付けていきます。




5.フィルムのカット・端部処理

今回は、玄関ドア中央にある金の枠飾り部を残してダイノックフィルムの張り替えを行います。
金の飾り枠が隠れないよう、枠飾り部分のフィルムをキレイに切りとっていきます。




郵便受けやドアスコープ部分のフィルムも丁寧に切り取ります。




圧着へらで空気を抜きながらフィルムを貼り付けていくと、こんなにキレイな仕上がりに。




6.完成

ダイノックフィルムの施工が完了したドアがこちらです。まるで新品のようにキレイになりました。


BEFORE・AFTER

施行前・施工後の様子を比較してみるとこの通り。

写真では少し分かりづらいですが、細かい傷や汚れのあった扉が、ぴかぴかの状態へ変わりました。

今回は、既存の玄関ドアと同じ色のダイノックフィルムを使用したので、見た目が大きく変化することはありませんでしたが、色や質感の違うシートを使えばイメージや雰囲気をガラリと変えることも可能です。


ダイノックフィルム施工時の注意点

最後に、作業中に職人さんに教えていただいた施工ポイントもお伝えしたいと思います📝

ダイノックフィルムは原則18℃~38℃で施工作業をする必要があり、温度が低すぎると粘着力が低下し密着不良によって浮きが発生したり、フィルムが固くなって割れやすくなり施工もしづらくなってしまうそうです。
また、温度が高すぎてもフィルムが柔らかくなりすぎて施工がしにくくなってしまうのだとか。

もし、適切な施工温度よりも低い環境で作業をしなくてはいけない場合はヒーターを使うことでフィルムの密着性を高め、割れを防ぐことができるそうです。


現場撮影に訪れたのはまだ3月だったので、この日はヒーターを使ってフィルムや素材を暖めながら作業が行われていました。
写真はヒーター。ドライヤーのように使用します。



気温が低い状態でヒーターなどを使わずにカットするとフィルムがこのようにパリッと割れてしまうそうです。
職人さんがフィルムを割って見せてくれました。

温度環境に合わせた施工をするのも重要なポイントですね!


以上、ダイノックフィルム施工作業の現場レポートでした。

大規模修繕工事でも玄関扉やエレベーターのダイノックフィルム施工はよく行われる工事です。
ダイノックフィルムを利用した改修・リフォームについてご興味のある方や施工業者をお探しの方はぜひ気軽にご相談ください😌




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