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【現場レポ】ウレタン防水~密着工法~

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【現場レポ】ウレタン防水~密着工法~




今回は東京都中野区のマンション大規模修繕工事の現場で行われていた屋上防水工事、ウレタン防水・密着工法の現場レポートをお届けしたいと思います✨

防水工事の役割、防水工事の種類については過去の防水工事の記事でもご紹介しています。
よろしければこちらもご参照ください。

【現場レポ】防水工事~ 超速硬化ウレタン吹付システム 『リムスプレー』~(2023.2.24)
【現場レポ】ウレタン防水~通気緩衝工法~(2022.4.26)


ウレタン防水・密着工法とは

ウレタン防水(ウレタン塗膜防水)は、ウレタン樹脂を流し込むことによって、継ぎ目のないシームレスな防水層を形成することができる防水工事の施工方法の一つ。
今回はウレタン防水工事の中でも、既存下地にウレタン防水材を直接塗布する密着工法を行いました。

防水工事に使用した材用

メーカー:田島ルーフィング
材 料 名:GO-JIN V(ウレタン防水 密着工法・メッシュフリー工法)

ウレタン防水・密着工法で防水層の強度を高める場合、ウレタン1層目と2層目の間に補強材となるメッシュシートを施工するメッシュ補強工法が一般的ですが、GO-JINシリーズは、通常のウレタン防水材(オルタックエース)と比べ、高強度・高伸長の特性を持ち、メッシュなしでありながらメッシュ補強工法を上回る性能を有します。


ウレタン防水 密着工法の作業手順

ウレタン防水 密着工法では以下図のように①下地調整、②プライマー塗布、③ウレタン塗布(一層目)、④ウレタン塗布(二層目)、⑤トップコート塗布の順序で作業を行います。



作業の様子

今回は作業手順 ④ウレタン塗布(2層目) の様子を撮影することができました。

まず初めに、材料のウレタン防水材『GO-JIN V』の主剤と硬化剤を混ぜ合わせ攪拌していきます。

主剤

硬化剤

硬化剤(中身)



主剤は濃い青色、硬化剤はピンク色になっており、混ぜた時に混ぜ残しがないよう目視で確認できるようになっています。しっかり混ぜると、水色の防水材になります。

ちなみに、主剤と硬化剤は混ぜると固まり始めるので、一度にたくさんの作り置きはせず、作業スピードに合わせて、その都度、主剤と硬化剤を混ぜて防水材を作ります。


準備が整ったら、ローラーを使って屋上の入隅部分へウレタン防水材を塗布していきます。


端まで塗布が終わったら、



次は、平場にウレタン防水材を流し、レーキで防水材を広げていきます。
防水材を流して、



レーキで広げる。



架台の周りや脱気筒の周りといった細かい箇所はローラーで先にウレタン防水材を塗布します。




材料がなくなったら、その都度、主材と硬化剤を攪拌して防水材を作ります。



防水材を流し、



レーキで広げていく。



こうした作業を繰り返し、2時間ほどで全ての作業が完了しました。



本日の作業はこれにて終了!


作業シーンを3倍速でダイジェストにしてみましたのでこちらもぜひご覧ください😆📹✨

▼Youtube 【大規模修繕工事】屋上防水 ウレタン防水密着工法 ウレタン2層目


屋上防水のBEFORE・AFTER

施行前は防水層の減耗や破れが見られましたが、施工後はこのようにキレイな防水層に仕上がりました✨


今回使用した高強度のウレタン防水材『GO-JIN V』は通常のウレタン防水材(オルタックエース)によるメッシュ補強工法と比較すると、同程度の費用感で、より性能の高い防水層を形成することが可能です。

防水強度を高めたい、性能を高くしたいといった場合には、こうした高強度の防水材も選択肢の一つとしてぜひ検討してみてくださいね😊

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