マンション大規模修繕 現場レポート④ 着工40日目
マンション大規模修繕 現場レポート④ 着工40日目
こんにちは😄
今回も東京都練馬区で行っているマンションの大規模修繕の着工から竣工までをシリーズとして現場レポートでお届けしてまいりたいと思います。
第4弾は着工40日目の躯体補修工事(タイル張り替え補修)の様子をご紹介いたします。
着工40日目~躯体補修工事(タイル張り替え補修)
着工40日目になり、建物の各所で様々な工事が実施されています。
今回は、足場内で外壁タイルの張り替え補修が行われてるということで取材をさせていただきました。
躯体補修工事(タイル張り替え補修)
躯体補修工事とは外壁タイルや外壁モルタルの浮き・欠損・ひび割れなどを補修する工事のこと。
撮影時はタイル張り替え補修のタイルの貼り付け作業の工程が行われていました。
タイル貼り付け作業
タイル貼り付け作業とは、斫り(はつり)作業によってタイルを撤去した部分に、新しいタイルを一枚ずつ、手作業で丁寧に貼り付けていく作業工程のこと。
作業にはタイル本体と貼り付け用セメント、さらに刷毛・左官ごてなどの専用道具を使用し、タイルを貼り付けていきます。
ちなみに、タイルには目地割り(めじわり)という配置のルールがあり、建物ごとにそのパターンが異なります。代表的な目地割りには「芋目地」と「馬目地」があり、今回施工をおこなったマンションでは馬目地が採用されているため、補修の際も既存と同じパターンに合わせて仕上げていきます。
まずは、タイルが撤去された箇所に、霧吹きで水を吹きかけていきます。
水を吹きかけることで、付着しているホコリやゴミを取り除き、セメントの接着の馴染みをよくする効果があります。
霧吹きでホコリやゴミが取れないときは刷毛を使って汚れを払います。
霧吹きでホコリやゴミを取り除いたら、下地部分にタイル貼り付け用セメントを塗っていきます。
貼り付け用セメント塗り付けたら、鏝(こて)でセメントを平らに整えます。
セメント平らに整えることで、タイルを貼った時に真っすぐキレイな仕上がりになります。
セメントを平らに整えたら、タイルを貼り付けていきます。
タイルと貼り付けセメントが密着しやすいよう、タイルの裏にも貼り付け用セメントを塗ってから貼り付けます。
一枚ずつ、タイル目地の間隔を調整しながら貼っていきます。
コーナー部分はマグサと呼ばれるL型の役物タイルを貼り付けていきます。タイルが落下しないよう特に注意して貼り付ける必要があります。
木の柄(ハンマーの柄の部分)などでタイルを叩いて、貼り付けセメントをしっかり密着させます。
足場を移動しながら貼り付け作業を繰り返し、1日で約300枚程を貼り付けていきます。
(補修箇所が集中しているか、点在しているかなど、現場によって1日で貼れる枚数は大きく変わるそうです。)
一枚ずつ手作業で行われるタイルの貼り付けは職人さんの技術なくしてはできない大変な作業ですね。
以上、今回は躯体補修工事(タイル張り替え補修)の様子をお届けしました。
最後までご覧いただきありがとうございます🙇♀️
【次の現場レポート】
マンション大規模修繕 現場レポート⑤ 着工60日目~躯体補修工事・塗装工事・防水工事
【最初から現場レポートを見る】
マンション大規模修繕 現場レポート① 着工3日目~共通仮設工事が開始
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