高校生インターンシップを行いました！

2023.08.24

採用関係

高校生インターンシップを行いました！

インターンシップとは

インターンシップとは、学生（生徒）が就業前に、企業訪問をしたり、実際の仕事を体験したりする『就業体験』のこと🏢
学生（生徒）さんはインターンシップを通じて会社の雰囲気を感じたり、働くイメージを持つことができます。
また、企業側も学生（生徒）さんに仕事の魅力を感じてもらったり、事前に働き方への理解を深めてもらうことができます。

インターンシップ当日の様子💡

今回は「東京都立豊島工業高校」の生徒さん1名が施工スタッフ（工事部）のインターンシップに来てくれました😄

動画で塗装作業の様子を見て興味を持ち、学校で第一リフォームのパンフレットや求人票を見てインターンシップへの参加を決めてくれたのだそうです🎨

まずは、本社で施工スタッフ（工事部）のお仕事内容や一日の仕事の流れ、会社の事業（大規模修繕事業）やSDGsの取組についてを説明し、その後、施工スタッフのお仕事を体験するために、車で江戸川区にあるマンション大規模修繕工事の現場へ移動しました🚙

塗装作業の体験

今回、塗装のやり方や補修工事について教えてくれたのは、一級塗装技能士の資格も持つ塗装歴40年の大ベテランのKさん。

まずはお手本を見せてもらいます。
ローラーバケットに塗料を入れて、ローラーに塗料を含ませたら、

壁にローラーを押し当てて塗料を塗り広げていきます。

Kさん：「塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗るんだけど、この白く塗ってあるのが下塗りの色ね。」

すすっとローラーを上下に転がして、

手際よく壁が塗られていきます。

先輩のお手本を見たら、次は実践。

Kさん：「じゃあ、ここを塗ってみようか。まずはローラーに塗料を付けてみて。」

生徒さん：「あれ、ローラーが上手く回らないです。」

Kさん：「ローラーを塗料の表面で転がしてごらん。全体に含ませたら、ローラーバケットの壁で余分な塗料を落とすの。」

Kさん：「そうそう。白いとこがないように塗っていくよ。」

Kさん：「ローラーを持つ時は、こういう角度で持つと余計な力が要らないからやってみてごらん。」

Kさん：「縦で塗ると、（ローラーの）縦の筋ができるから、それがなくなるように横向きもね。」

Kさん：「さっきは障害物がなかったから塗りやすかったけど、こういう足場がある場所は、よけながら作業する必要があるからね。」

Kさん：「上から下までまっすぐローラーが転がせないときは、上と下で作業を分けたりして塗るの。ここもちょっと塗ってみようか。」

Kさん：「下を塗ったら、上もね。」

生徒さん：「これで大丈夫ですか？」

Kさん：「うん大丈夫。いいね。」

階段壁の傾斜位置まで来たので塗装作業はここで終了。

残りの部分をササっと塗って仕上げていくKさん。

生徒さん：「風の強い日でも作業できるんですか？」

Kさん：「いい質問だね。風向きにもよるんだけど、風が強いと塗料が飛んで車に飛んで汚してしまうこともあるから強風の時はできないね。雨もダメ。（空をみて）雲が近づいてるからこの後雨が降ってくるよ。」

生徒さん：「空を見ただけで、雨が降るかわかるんですね。凄い。」

劣化現象や防水工事や躯体補修工事などの説明

塗装体験をした後は、屋上を回りながら、よくある劣化現象や、防水についての説明も行いました。

Kさん：「このドットみたいになっているのは防水のシートの模様がでてるの。」

Kさん：「これは脱気筒っていって、ウレタン防水のシートの下まではいってて、水蒸気を逃がす役割をしてるの。中を見ると穴がシートの下まで繋がっているのがみえるでしょ。」

Kさん：「この緑の×印は、中が空洞になっている。樹脂を注入して補修する必要がある。」

Kさん：「ここは鉄筋爆裂がおきてた。鉄筋爆裂っていうのは鉄筋が錆びて膨張してコンクリートが落ちちゃった状態ね。それを補修をした後が見えるでしょ。」

生徒さん：「分かります。」

Kさん：「ここは亜鉛メッキという塗装がされてるんだけど、今はまだ大丈夫だけど、時間が経つと紫外線とか潮風で錆びてくる。そしたら塗りなおし。」

Kさん：「これは足場のアンカー、風の日にも足場が倒れないように繋いでるのね。」

修繕工事に関する様々な説明をし、本日のインターンシップはこれにて終了。
インターンシップ後には、生徒さんから「塗装してみて、楽しかったです。」と、感想の声をいただくこともできました。
楽しく仕事を体験してもらえて何よりです✨今後の進路や将来を考えるために、今回のインターンシップが少しでも役に立てば幸いです🙆