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マンション管理状況を評価する新制度がスタート❣

  • 大規模修繕工事

こんにちは🌞

本日は今年2022年4月に新たに始まった2つのマンション管理の評価制度についてご紹介をしていきたいと思います。

マンション大規模修繕や長期修繕計画にも関わる内容かと思いますので、情報が少しでもお役に立てれば幸いです😌

マンション管理を評価する新制度がスタート

今年2022年4月に『管理計画認定制度』、『マンション管理適正評価制度』という
2つの新制度がスタートしました。

いずれも、マンション管理の適正状況を評価する制度となっており、審査項目に対し一定の基準を満たしている場合に認定を受けることができます。



「管理計画認定制度」と「マンション管理適正評価制度」の違いは?

どちらも同じマンション管理の適正状況を評価する制度ではありますが、

2つの制度には、いったいどのような違いがあるのでしょうか👀

各制度の内容について簡単に表にまとめてみました📋

実施機関

まず、実施機関においては、「管理計画認定制度」が地方自治体の運営なのに対し、「マンション管理適正制度」はマンション管理業協会という業界団体が運営しているという違いがあります。

また、「管理計画認定制度」は全国すべての自治体が実施しているというわけではなく、マンション管理適正化推進計画を策定した自治体に限られています。

そのため、2022年7月時点では東京都板橋区、小金井市、大阪市、盛岡市、広島県(一部町村)、神奈川県(一部町村)など一部の自治体でのみ受付が開始している状態です。

今後、実施自治体が増えて行くことが予想されますが、全国を網羅しているわけではありませんので、そうした地域を補完する形で「マンション管理適正評価制度」が利用されることになります。

制度

次に、制度ですが、「管理計画認定制度」がマンション管理の適正化推進を目的としているのに対し、「マンション管理適正評価制度」は管理適正化に加え、6段階評価やウェブサイトへの掲載がおこなわれます。
このことからも、「マンション管理適正評価制度」の方がマンション管理状況の可視化や資産価値の向上を目的とした要素が強くなっているようです。

審査項目数

審査項目数については、「管理計画認定制度」が16項目(プラスで地方自治体の独自の項目が入る場合もある)に対し、「マンション管理適正評価制度」は管理計画認定制度の16項目を含む30項目とソフト面からハード面までより広い範囲に渡っており、より管理の質を評価されるようになっています。

判定方法

判定方法については、「管理計画認定制度」が認定 or 否認定なのに対し、「マンション管理適正評価制度」はカテゴリーごとのポイント制となっており☆0~☆5までの6段階で評価されます。
評価はマンション管理業協会の「マンション管理適正評価サイト」で公表され、カテゴリーごとのポイント数や総合等級ポイントをウェブ上で簡単に確認することができます。

有効期間

有効期間については「管理計画認定制度」が5年、「マンション管理適正評価制度」は1年となっています。「マンション管理適正評価制度」のほうが、人間が行う健康診断と同様に1年ごとに審査認定を受ける仕組みのため、よりリアルなマンション管理の状況を知ることができます。



マンション管理の評価制度ができた背景

では、そもそもなぜこのようなマンション管理を評価する制度ができたのでしょうか。

1. これまでマンション管理状況を判断する評価基準がなかった

「マンションは管理を買え」という言葉があるにも関わらず、マンションは私有財産であり、管理組合の自主的な管理にゆだねられていることもあって、これまでマンションの管理状況を第三者が客観的に判断できる基準が存在していませんでした。

2. マンション管理運営の課題が増加している

居住者の高齢化、空室率の増加、マンション所有者のグローバル化など、マンションの管理組合の運営に関する課題が増し、組合活動や議決決定が困難になる問題が起こっています。

3. 管理不全の建物が生命や財産に危険を与える恐れ

高経年マンションが増加する中、建物の適切な維持管理が行われず、外壁の剥落や崩落などによって、居住者や近隣の住民などの生命や財産に影響を与える可能性のあるマンションが増加しています。
( 現に、築40年以上のマンションにおいて約40%で漏水や雨漏り、約18%で外壁などの剥落といった問題が生じている )

4.流通拡大による既存マンションの管理情報ニーズが増加している

国土交通省によればマンションストックは2021年末時点で約685万戸とされ、年々、高経年マンションが増加しています。
それに伴い中古マンション市場の流通が拡大しており、既存マンションの管理状況等に関する情報ニーズが高まっています。

こうした様々な背景から、新制度が設けられることになりました。まだ、始まったばかりの制度ですが、制度が広く認知・利用されるようになればマンション維持管理の適正化や再生強化、市場の流通拡大などが期待できます。



マンション管理の評価制度の認定メリット・デメリット

では、実際にマンション管理の評価制度認定を受けることにどんなメリットがあるのでしょうか。

【メリット】
●建物の維持向上に繋がる
認定をうけることで、居住者の管理意識が向上し、マンションの管理水準を高い状態で維持できる

●市場評価が高くなる
適切に維持管理されている建物であると認定され、市場からも高く評価されるようになる

●購入希望者が既存マンションの管理状況を知ることができる
購入希希望者は第三者の客観的な目線でマンション管理状況の良し悪しを判断することができる

【デメリット】
●更新手続きなど事務的な負担
申請の申し込みや、各種システムへの登録など認定申請に関する事務的な負担が追加されます。

●利用料や登録料の負担増
システム利用料、審査料、登録料、申請手数料など各種費用が発生します。

メリット、デメリットを比較してみても、目標をもって建物管理を適切に行い、大切な住まいや資産を末永く維持し市場価値を高められるのであればメリットの方が大きいのでないでしょうか。

皆さんは、このマンション管理の評価制度についてどう思われましたか?



マンションの大規模修繕に不安や悩みがある方は

新たな制度ができたことで、評価制度の認定取得に向け、評価項目に含まれる長期修繕計画の作成や見直しを考えられる方も少なくないかと思います。

大規模修繕の修繕積立金が不足している

修繕期間を長くできる方法をしりたい

資産価値向上のためのグレードアップ(改修)をしたいけど何をしたらいいか分からない



などなど、大規模修繕に関するお悩みや不安がありましたらぜひ気軽にご相談ください。

以上、今回はマンション管理の評価制度についてのご紹介でした✨





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「大規模修繕の施工事例を見てみたい」、「大規模修繕に関する基礎知識をもっと知りたい」、「実際どのぐらいの費用がかかるのか知りたい」という方は、こちらのページもぜひ参考にしてみて下さい💻✨

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記事を作成する際に参考にさせていただいたサイト
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国土交通省「分譲マンションストック戸数」(2021年末現在) 2022.7.19アクセス
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000058.html

一般財団法人マンション管理業協会「マンション管理適正評価制度」 2022.7.19アクセス
http://www.kanrikyo.or.jp/evaluation/

国土交通省「マンション管理・再生ポータルサイト」 2022.7.19アクセス
https://2021mansionkan-web.com/

公益財団法人マンション管理センター 2022.7.19アクセス
https://www.mankan.or.jp/